この画像は、マカオにある野良猫レスキューショップ「猫空間」が制作・販売している商品からお借りしたものです。
「誰とでも仲良くなって友だちになりたいな♪」
という野望は抱いていないので、おのずと距離ができたり、柱の影で言ったり言われたりするわけですが、マカオにおけるわたしの敵は何と言ってもゴキと蚊です。クワガタやカブト虫ですら憎んでいるのに、ゴキは「これが虫ですよ。あなたの嫌いな虫の姿と動きでございますよ」とめいっぱい体現している憎らしい奴。幸い家の中ではブラッグジャンボは出ないので、コンバットと殺虫スプレーで事なきを得ているけれど、以前バスに乗っていたら対向車線の歩道の隅を歩くブラックジャンボの動きをはっきりと視認しまして、一体お前はどこまでジャンボなのかと、そこまでジャンボである理由はなんなのかと、なんだか無性に「もう家帰って寝たい」気分にさせられました。
一方マカオの蚊は、かゆみ物質の持続性こそないものの、即効性においては日本の蚊の比でなく、指先やつま先を刺されようものなら寝てても一発で目が覚めるほど刺激的。4階とあまり高くないせいか、部屋には常に一匹以上生息しており、肌色が薄い上に蚊に食われやすいわたしは一見して満身創痍。マカオに来たばかりの頃はティッシュ片手に追いかけてましたが、今では視界の端にそのシルエットを捉えた瞬間、脊髄反射で柏手を打つまでになりました。
しかしながら世にはそれを上回る怪物もいるもので、ある朝冷蔵庫の前で大ムカデが死んでいるのを発見しました。映画のエイリアンは人間が生理的に嫌悪する造形を追求してデザインされたそうですが、人間は決して自然を超越できないという残酷な事実を大ムカデは教えます。結局その怪物を直視することすらできず、わざわざ友だちを呼んで処分してもらいました。
次回はうさぎサイズの巨大ネズミについてお話しします。
という野望は抱いていないので、おのずと距離ができたり、柱の影で言ったり言われたりするわけですが、マカオにおけるわたしの敵は何と言ってもゴキと蚊です。クワガタやカブト虫ですら憎んでいるのに、ゴキは「これが虫ですよ。あなたの嫌いな虫の姿と動きでございますよ」とめいっぱい体現している憎らしい奴。幸い家の中ではブラッグジャンボは出ないので、コンバットと殺虫スプレーで事なきを得ているけれど、以前バスに乗っていたら対向車線の歩道の隅を歩くブラックジャンボの動きをはっきりと視認しまして、一体お前はどこまでジャンボなのかと、そこまでジャンボである理由はなんなのかと、なんだか無性に「もう家帰って寝たい」気分にさせられました。
一方マカオの蚊は、かゆみ物質の持続性こそないものの、即効性においては日本の蚊の比でなく、指先やつま先を刺されようものなら寝てても一発で目が覚めるほど刺激的。4階とあまり高くないせいか、部屋には常に一匹以上生息しており、肌色が薄い上に蚊に食われやすいわたしは一見して満身創痍。マカオに来たばかりの頃はティッシュ片手に追いかけてましたが、今では視界の端にそのシルエットを捉えた瞬間、脊髄反射で柏手を打つまでになりました。
しかしながら世にはそれを上回る怪物もいるもので、ある朝冷蔵庫の前で大ムカデが死んでいるのを発見しました。映画のエイリアンは人間が生理的に嫌悪する造形を追求してデザインされたそうですが、人間は決して自然を超越できないという残酷な事実を大ムカデは教えます。結局その怪物を直視することすらできず、わざわざ友だちを呼んで処分してもらいました。
次回はうさぎサイズの巨大ネズミについてお話しします。
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