この画像は、マカオにある野良猫レスキューショップ「猫空間」が制作・販売している商品からお借りしたものです。
Momoがソサエティなんちゃらの従業員と経営者のなんちゃらという
難しそうなワークショップに参加するというので、
開催場所の本屋さん「東海書苑」に付いて行った。
行く前に「すごく小さい本屋さんで、カフェもあるの」と教えてもらった。
小さくてカフェもある本屋さんは珍しくない。
でもここは、すごく不思議な本屋さんだった。
まず、本の数が圧倒的に少ない。
適切に表現するなら、「大きい本棚のある小さいカフェ」だ。
そして、置いてある本の種類がバラバラ。
確かにベストセラーの類いはないのでセレクトされているに違いないだけど、
「世界のパッケージデザイン」と同じ棚に「水木しげるの妖怪図鑑」がある。
書店の本棚というより、古い家にある個人的な本棚みたい。
常連ぽい人たちがPCを持ち込んだり、お店の人とおしゃべりしたりして、
長いこと居座っている。
メニューには食べ物もお酒もなくて、コーヒーが特別高いわけでもない。
これでお金が稼げるわけがない。
後でMomoに聞いたら、店主はやっぱりお金がなくて、
ときどき常連たちがサポートしてるのだという(つまり借金)。
さらに、常連たちがこの店を守るために
自発的な基金を始める計画もあるそうだ。
実現すれば、とても幸せな店だと思う。
そして、myマグカップでミルクティーを飲んでるMomoを見て、
常連たちにはこのお店が必要なんだろうなとも思う。
「最大の問題は」とMomo。
「私を含め、インディペンデント系の本屋の顧客はたいてい貧乏だってことなの」
言われてみればその通り。なんでだろ。
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