この画像は、マカオにある野良猫レスキューショップ「猫空間」が制作・販売している商品からお借りしたものです。
一昨日上映会があったのだった。行かなかったのだった。
「オリエンタル・カサブランカ」というタイトルが胡散臭いけど面白いのかな?
澳門往事/Oriental Casablanca
監督:徐子牧
出演:梁波蘿、吳建飛、呂曉霖、曾韋迪
2010年公開/90分
【あらすじ 】
第二次大戦で中国、香港、シンガポールが次々と日本軍に占領される中、マカオは中国内地の中で唯一中立地帯として戦火を逃れ、西洋人から「東方のカサブランカ」と称されていた。1942年秋、共産党員の劉雲はマカオに辿り着き、東方酒店の支配人周福の協力のもと、香港の文化人たちを救い出そうとするのだが・・・。
【おまけ】
マカオが中立地帯となったのは、すでにマカオを手に入れていたポルトガルが日本と不可侵条約を結んだため。ただし中立とは名ばかりで、日本軍はマカオに諜報機関を設け、報道を検閲し、大東亜思想を広め、抗日活動を牽引する人物を殺害するなど実際は制圧したも同然だった(マカオではこの時期を「抗日戦争」と呼んでいる)。それでも多くの中国人が戦火を逃れるためにマカオへやって来て、人口はかつてないほどに膨れ上がった。資源の乏しい小さな町で人口が急増したことと、町が軍事的に封鎖されたことで物価は上昇。生活環境は悪化し道端に死体が転がる一方で、アジア太平洋地域で唯一の非戦地帯であったために貿易は盛んになり、金や銀が様々なルートで流れ込み、賭博場、アヘン館、売春宿が増え、社会の両極化が進んだ時期でもあった。
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